指さした先に、香る美味しさを。
ドワ33が大切にしていること。
ワインを片手に、ふっと心がほどけるような時間を。
肩ひじ張らず、それでいて少しだけ特別な夜を過ごしてほしい。
ドワ33は、そんな想いから生まれた小さなビストロです。
香りからはじまる、おいしい時間。

ドワ33の料理づくりでいちばん大切にしているのは、
「香りが記憶に残る一皿であること」です。
グラスを近づけた瞬間のワインの香り、
鉄板で焼ける食材の香ばしさ、タパスに添えられたハーブの余韻。
香りは、その日の気分さえやさしく整えてくれる、
おいしさの入り口だと考えています。
まずは香りで心をほどき、そこから味わいのストーリーが始まります。
素材が語り、手仕事が支える一皿。

北海道には、力強く香り豊かな食材が数多くあります。
その恵みをまっすぐに届けるために、
私たちは「足しすぎない調理」を心がけています。
タパスや前菜は軽やかに、
鉄板焼きは高火力で旨みを閉じ込め、
パスタはソースと麺がふわりと香り立つ温度帯を大切に。
華やかなデコレーションよりも、
「また食べたい」と自然に思ってもらえる一皿であること。
そのための手間だけは、決して惜しみません。
やわらかな灯りがつくる、心地よい余白。

店内の灯りは少し控えめに。
ガラスの反射、木の陰影、テーブルに落ちる柔らかな光が、
時間をゆっくりと進めてくれます。
特別なイベントがなくても、
「なんだか居心地がいいな」と感じていただけること。
それが、ドワ33がめざす空間です。
静かな会話も、にぎやかな笑い声も、
どちらも受けとめられる余白のある店でありたいと思っています。
香りと一緒に記憶に残る一皿で、
今日を少しだけ、幸せな日に。
それが、ドワ33のコンセプトです。
